メイド喫茶の名前は何と「憂国」

【あらすじ】
漫才はボケとツッコミの二人によって成り立っていますが、どうしてもその役割上笑いはボケ役に集中してしまうことになります。そうした不満を漏らすツッコミ役サンキュータツオさんに、今回はスポットライトを当てることにしました。しかし、そうした企みがうまくいくはずもなく、ツッコミを目立たせようとすればするほどボケの方が目立ってしまいます。続いてセールストークを学んだ居島さんがタツオさんに新たに開発された人情味あふれたカーナビを売りつけますが、このカーナビに秋葉原へ行く道をたずねると、あからさまに嫌そうなそぶりを見せたりするなどろくな対応をしません。あまりのことに腹を立てたタツオさんは癒されたくなり、居島さんがプロデュースするメイド喫茶に行くのですが、出て来たのはメイドではなく何と日本陸軍の軍人で…。

【聴きどころ】
エキセントリックなキャラクターの居島さんが商品を売ろうとすると、どうしても何かに固執してしまうことになります。今回居島さんが執着したのが「芝」。居島さんがシャウトする「芝」という言葉だけでお客はシュールな世界へと導かれていきます。

【もうひと言】
米粒写経のボケ役の居島一平さんは実はとてつもない日本史マニア。とりわけ第二次世界大戦に関しては学者顔負けの知識を持っています。メイド喫茶「憂国」というネタは、実はこうした居島さんのマニアックな知識によって生み出されたものだったのでした。

[収録：　関交協・ハーモニックホール（東京・西新宿）]

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